🐾 犬の食事を切り替えるときの基本ガイド
「当記事のイラストはオリジナル制作です」
犬のフードを変えるとき、
「急に変えて大丈夫かな?」
「お腹を壊さないかな?」
と不安になる方は多いものです。
実は、犬の食事は ゆっくり時間をかけて切り替える ことで、
体への負担を最小限にできます。
この記事では、
食事を切り替える理由 → 基本ステップ → 年齢別の注意点 → 保護犬の場合
の順に、やさしく解説します。
1. なぜ食事の切り替えは“ゆっくり”が大切なのか
犬のお腹は、人よりも 急な変化に弱い と言われています。
これは「弱い」というより、“ゆっくり慣れていく体の仕組み” があるからです。
ここでは、その理由を分かりやすくまとめます。

■ ① 消化酵素の種類が少ないから
犬は、人間に比べて 消化に使える酵素の種類が少ない と言われています。
特に炭水化物や脂質の消化に関わる酵素が少ないため、
急に違うフードを食べると 消化が追いつかず、お腹がゆるくなる ことがあります。
■ ② 腸内細菌が“変化に弱い”ため
犬の腸内環境は、
今食べているフードに合わせて細菌バランスが整っている 状態です。
そのため、急に違うフードに変えると…
- 腸内細菌のバランスが崩れる
- うんちが柔らかくなる
- お腹がゴロゴロする
といった変化が起きやすくなります。
■ ③ 胃腸の調整力がシンプルで弱いから
人間の胃腸は、食べ物に合わせて消化液の量を調整するなど、
柔軟な対応ができる仕組み を持っています。
一方、犬の胃腸は シンプルで調整力が弱い ため、
急な変化に対応しきれず、下痢や嘔吐につながりやすいのです。
■ ④ 新しい食事に“ゆっくり慣れる仕組み”だから
犬の体は、
新しいフードに合わせて消化酵素や腸内細菌をゆっくり変えていく
という仕組みになっています。
だからこそ、
7〜10日かけて少しずつ混ぜる
という方法が最も体に優しいのです。
→ 関連:
ライフステージ別の食事(栄養カテゴリ)
(年齢によって必要な栄養が変わる理由が分かります)
2. 食事切り替えの基本ステップ(7〜10日が目安)
フードの切り替えは、
7〜10日かけてゆっくり行う のが一般的です。
■ 1〜3日目
旧フード:新フード = 7:3
■ 4〜6日目
旧フード:新フード = 5:5
■ 7〜9日目
旧フード:新フード = 3:7
■ 10日目以降
新フード 100%
犬の体調を見ながら、
ゆっくり進めるのがポイントです。
3. 食事を切り替え中のチェックポイント
切り替え中は、次のポイントを観察しましょう。
- うんちの状態(柔らかすぎないか)
- 食欲はあるか
- お腹が張っていないか
- 元気はあるか
もし途中でお腹が緩くなったら、
前の割合に戻して数日様子を見る と安心です。
→ 関連:
冬の散歩と健康管理(運動カテゴリ)
(運動量と食事の関係が分かります)
4. 年齢別の切り替えポイント
犬の年齢によって、切り替えの注意点が少し変わります。

子犬・成犬・シニア犬
■ 子犬
- 消化器が未発達
- 急な変化に弱い
- 10日以上かけてゆっくり が安心
■ 成犬
- 基本ステップ(7〜10日)でOK
- 運動量に合わせて調整しやすい
■ シニア犬
- 消化力が落ちる
- 脂質が多いフードは負担になることも
- 柔らかめのフードや消化しやすいもの を選ぶと良い
→ 関連:
ライフステージ別の食事(栄養カテゴリ)
5. 保護犬の場合の食事切り替え
保護犬は、過去の食生活が分からないことも多く、
急な変化に特に弱い ことがあります。
- まずは「保護団体で食べていたフード」を確認
- 同じものを数日続けて安心感をつくる
- その後、ゆっくり切り替える
焦らず、犬のペースに合わせることが大切です。

→ 関連:
保護犬を迎える前の準備(里親カテゴリ①)
→ 関連:
保護犬を迎えた後の1か月ガイド(里親カテゴリ②)
6. 食欲が落ちたときの対処法(一般論)
切り替え中に食欲が落ちることもあります。
そんなときは、次の工夫が役立ちます。
- 少しだけぬるま湯でふやかす
- 香りが立つように温める
- 量を減らして様子を見る
- 無理に食べさせない
「食べない=悪いこと」ではなく、環境の変化による一時的なもの のことも多いです。
→ 関連:
犬のしつけ|信頼関係と社会化の基本
(安心できる環境づくりが食欲にも影響します)
🐶 まとめ:食事の切り替えは“ゆっくり・様子を見ながら”が基本
犬の食事を切り替えるときは、
急がず、焦らず、犬のペースに合わせる ことが何より大切です。
- 7〜10日かけてゆっくり
- うんち・食欲・元気をチェック
- 年齢に合わせて調整
- 保護犬は特にゆっくり
- 食べない日は無理をしない
このステップを守るだけで、
犬の体に負担をかけずに新しい食事へ移行できます。
→ 関連:
犬と人をつなぐ社会(里親カテゴリ)
【参照元】
・もふもふステーション「犬のフード切り替え方の基本と注意点を詳しく解説」
・PETOKOTO「愛犬のドッグフードの正しい切り替え方」
・HEKA「犬のごはんの基本〜食事回数や切り替えなどの基本ガイド〜」
※本記事は上記の公開情報を参考に、筆者がわかりやすく整理・要約したものです。


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