5.保護犬を迎える準備リスト──安心して暮らすために

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保護犬を迎える前に整えておきたい準備。

脱走防止、誤飲防止、住環境・用品・健康管理・心構えを整理して、安心して新しい家族を迎えましょう。保護犬を迎えることは「命を迎える責任」を果たす第一歩です。
そのためには、生活環境や心構えを事前に整えておくことが大切です。

今回は「保護犬を迎える準備リスト」をご紹介します。

保護犬を迎える準備と事例

準備項目 具体例 実例・うちの子エピソード
脱走防止 玄関・窓に柵/ダブルリード 兄犬が元気なころ、一度だけ玄関から飛び出し、とっさの「待て!」で止まってくれましたが、ドッキとしました。即、玄関にも伸縮ゲートを取り付けました。
誤飲防止 キッチンに柵/床の片付け キッチンにはドッグフードがあると知っているので、ここにも、伸縮ゲートの取付
心構え 比較しない/焦らない
/小さな変化を喜ぶ
先住犬を尊重しつつ見守る 

 

実例でわかる準備のポイント

事例①:脱走防止の重要性

元保護団体スタッフの里見さんは、保護犬を預かっていた際に網戸を突き破って脱走された経験を語っています。
「人慣れしていない犬ほど、見つけるのが難しい。だからこそ、物理的な脱走防止は必須です」と強調しています。

対策例

    • 玄関や掃き出し窓に柵を設置
    • 網戸にロックを追加
    • 散歩時はダブルリード(首輪+ハーネス)

事例②:誤飲・誤食の防止

食に貪欲な保護犬を迎えた家庭では、キッチンに柵を設置し、床の小物をすべて収納したそうです。
「ステーキを盗み食いされたのは笑い話。でも刃物や火がある場所では命に関わる」とのこと。

対策例

  • キッチン・階段・洗面所にベビーゲート
  • 常に床を片付ける習慣
  • クレートやサークルで安全管理

事例③:心構えの変化

「かわいそうな子だから幸せにしてあげたい」と思っていた飼い主が、
実際に暮らす中で「かわいそうというフィルターではなく、今目の前の子をまっすぐ見ることが大切」と気づいたそうです。

心構えのポイント

  • 比較しない
  • 焦らない
  • 小さな変化を喜ぶ

 

1. 住環境の整備

  • 安全なスペース(ケージやサークル)を用意する
  • 危険なもの(電気コード、誤飲しやすい小物)を片付ける
  • 静かに休める場所を確保する

 

2. 必要な用品

  • 食器(水・フード用)
  • ケージ・ベッド・トイレシート首輪・リード・ハーネス
  • ブラシ・タオル・おもちゃ 等々
                   画像出典「倉敷っ子」

 

3. 健康管理の準備

  • 近隣の動物病院を調べておく
  • ワクチン・フィラリア予防などの知識を確認
  • 緊急時の連絡先を控えておく

 

4. 心構え

  • 最初の数日は「慣れる時間」として静かに過ごす
  • 無理に触れ合わず、犬のペースに合わせる
  • 家族全員で「命を迎える責任」を共有する

 

5. 保護団体とのやりとり

  • 譲渡条件を確認する
  • 面談やトライアル期間の流れを理解しておく
  • 必要書類(身分証明・誓約書など)を準備する

 

保護犬を迎える準備リスト

カテゴリ 準備内容 チェック
住環境 安全なケージ・休める場所・危険物の片付け
用品 食器・ベッド・トイレシート・首輪・リード・おもちゃ
健康管理 動物病院の確認・予防知識・緊急連絡先
心構え 犬のペースを尊重・家族で責任を共有
保護団体とのやりとり 譲渡条件・面談・必要書類の準備

 

迎える前に相性を見極める主なポイント!

  • 生活リズムの一致:散歩や食事の時間が家庭の生活スタイルに合うか
  • 性格の相性:活発な犬か、穏やかな犬か──家族の性格やライフスタイルと合うか
  • 体格・体力:子どもや高齢者がいる家庭では、大型犬より小型犬が安心な場合も
  • 既存ペットとの関係:先住犬・猫との相性を事前に確認
  • 譲渡会での観察:初対面での反応(人懐っこい/警戒心が強い)をチェック

これらの準備リストが、大切な「出会い」の参考になれば幸いです。


6.保護犬と暮らすための準備リストPart 2「保護センター」のご紹介❣

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