2.「先住犬とのごあいさつ、最初の3日間」

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犬同士の出会いは、静かなドラマ

犬は人間以上に、空気や距離感に敏感です。
もし次に保護犬を迎えるなら──そう思ったとき、私は「先住犬との最初の3日間」をどう過ごすかを考えました。
うちの子たち──M・シュナウザーの兄妹犬は穏やかで優しい性格でした。もしあの子たちが今もいて、新しい子を迎えるなら、きっと静かに見守ってくれたと思います。

ここからは成犬同士の出会いを、経験を踏まえながら綴ってみました。

STEP 1:初対面は中立な場所で

犬同士の初対面は、縄張り外で行うのが理想です。
公園や玄関先など、どちらの犬にも「ここは自分の場所じゃない」と思える場所で、リードをつけて距離を保ちながら匂いを嗅がせます
この時点で唸りや逃避がある場合は、無理に近づけず、時間をかけて慣らすことが大切です。

散歩中の犬

うちの子の場合、兄犬は2歳半、妹犬は6ヶ月ほどでした。
この子の立場を尊重しつつ、そっと妹犬のにおいを嗅がせました。
兄犬は、もともと穏やかな性格なので、鼻を近づけ しっぽを振っている妹犬をすぐに受け入れてくれました。

 

STEP 2:ケージ越しの対面(室内)

室内では、まずケージ越しに対面させます。
視覚と嗅覚でお互いを認識しながら、安心できる距離を保ちます。
先住犬が落ち着いているか、吠えたり唸ったりしていないかをよく観察します。

 

STEP 3:短時間の同室(リードあり)

次に、短時間だけ同じ部屋で過ごします。
リードをつけたまま、飼い主が見守る中で、遊びの誘いや匂いの確認が始まれば、相性は良好です。緊張が続く場合は時間を短くし、無理をさせないようにします。

 

STEP 4:フリーでの接触(監視下)

最終段階では、リードを外して自由に過ごさせます。
食事・休憩・遊びの様子を観察し、競合が起きないように個別スペースや食器を用意します。
この段階で「一緒にいることが自然」になれば、共生の準備は整ったと言えると思います。

妹犬の場合ーーお迎えした日の夜
妹犬のケージに一式(トイレ・ベット・給水器)を用意し、兄犬のケージと迎え合わせに
配置したおかげで、夜泣きはほぼ回避できました。

うちの子が教えてくれたこと
うちの子は、犬同士(妹犬は内弁慶で兄犬には強気)の関係にも人との関係にも、いつも静かな優しさを持っていました。
その記憶があるからこそ、次に迎える保護犬にも、同じように丁寧な「ごあいさつ」をしたいと思うのです。

まとめ:犬同士の出会いも「ごあいさつ」から

犬同士の相性は、焦らず、段階的に築くもの。
うちの子との記憶を胸に、次に迎える保護犬との出会いを優しく丁寧に育てていきたいと思います


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